密輸が常識の世界の軍事産業
前回より続く。
中国の軍事産業は、
兵器製造から民間で使用する物の製造へと、シフトし続けているが、
それでも、代表的な軍事産業である、
中国兵器総武集団公司の総収入は、
2006年、初めて1000億元を超え、
2008年度までの、過去3年で、
年間平均21%の伸びを示している。
1つの国家の軍事予算だけでなく、
その数字に表れない兵器輸出も、
国家の軍事化の指標になる。
しかも、兵器は「どのような兵器を持っているか」が敵国に分かれば、
その対策を取られてしまうため、
所有している兵器を秘密にしておくのが常識であり、
そのためには公式の輸出・輸入ではなく、
密輸が「基本」になる。
世界の兵器売買の70%が密輸であり、
「公式統計」で、兵器輸出〜億ドル、という数字は、
この密輸を含まない。
密輸分を計算に入れれば、
公式統計の3倍以上になると計算するのが常識である。
リンク・サイト「オルタナティブ通信」参照。