動き出すアメリカ国家破産の始末屋


欧米では、プライヴェイト・エクイティという、商売がある。

倒産しそうな企業を見つけると、

その不採算部門と、収益部門を見極め、

倒産すると、収益部門を買収し、建て直し、

不採算部門を切捨て、債権者・株主との「モメゴト」を解決し、

時には、暴力団・マフィアを使い、債権者を脅迫・排除し、

裁判手続きは、「専売特許」。

こうして不採算部門の「処分」が終わると、

収益部門を売り飛ばして、莫大な利益を得る。

破産企業の「解体屋」である。

このプライヴェイト・エクイティは、ターゲットの企業を見つけると、

その企業の買収「見積り」を開始し、

その買収資金集めから活動を開始する。

ここ数週間、欧米最大手のプライヴェイト・エクイティが、

集団を組み、莫大な資金集めを開始している。

アメリカ政府が破産し、ドル・米国債が暴落する事態に備え、

既に、切り捨てる不良資産=年金・教育・医療と、

収益部門=軍事・公共事業等々の「分類」を終え、

アメリカ国家の買収計画の策定が始まっている。

倒産するアメリカ国家は、

こうして収益体質の強い「企業」に生まれ変わり、

売り飛ばされる。

この「新規事業を買い取る」富豪は、誰になるのか?